About お店について

ハワイの田舎町に行くと、よく「ジェネラルストア」と呼ばれる雑貨屋があります。
雑貨屋と言っても、コジャレた雑貨を売ってるお店ではなく、
昔、日本の田舎町によくあった、 ひなびたヨロズ屋。
パンやお菓子にソーダにアイスクリーム、缶詰に調味料にお酒にタバコ、
雑誌にペンにノートブックに、釣り道具にゴムゾウリ…
小さな店にはあらゆるものが雑多に置かれ、そこはまるでワンダーランド。
そんなものを見るともなしに見ていると、フっと不思議な気分におそわれる。
初めて来たはずなのに、ナゼか懐かしい…

コンビニやスーパーもない小さな田舎町では、
「ジェネラルストア」は町の人たちの社交の場も兼ね備えていて、
買い物ついでに店の日系の店主と他愛のない話に花が咲く。

京都のオフィス街、烏丸御池の裏道にある、
そこだけ時間の止まったようなボロボロの町家を見たとき、
アタマの中に浮かんだのは、そんなハワイのジェネラルストアのイメージでした。

ナカムラジェネラルストアは、ホントの意味での「ジェネラルストア」ではありません。
でも、ハワイの「ジェネラルストア」のように、買い物ついでにレジで他愛のない話をして、
店を出るときはちょっとだけハッピーな笑顔になっている、そんなお店になればいいなと思って、
あえてナカムラジェネラルストアという名前にしました。

店主プロフィール

日本の某商社、某メーカーの海外駐在を経て、マウイ島ラハイナに移住。世界を飛び回るジャパニーズビジネスマンから、古着屋オーナーへ。その後、仕事の関係でオアフ島ホノルルへ。
手に職をつけたいとの思いから、ハワイアン・キュイジーヌの名店「Alan Wongs」の2店目となる「The Pineapple Room」でコック、ベーカーとして、シェフ・アラン・ウォンに師事。
その後、ワイキキに新規出店してきたNYのレストラン「NOBU」のオープニングスタッフとしてコックで参加。
ファインダイニングで料理の基礎、新店立ち上げを学んだ後、ローカルの味を学びたくて、当時住んでいたカパフルの家の真裏にあった「Daiamondhead Market & Grill」にコックとして入店。店内でペイストリーにトランスファーして日本人初のスコーン担当者となり、毎朝5時から300~500個のスコーンをひとりで焼き上げる。
現在、ナカムラジェネラルストアオーナー